ダンボールの選び方
フルート(厚み)の種類
「フルート」とは、ダンボールの波型部を構成する段の高さのことで、色々な種類がありますが、主なものは下記の4種類になります。
5mmA段
一般的によく利用されるダンボールはこの厚さです。強度にも優れており、 みかん箱や青果物の箱など、外装箱として最もよく使われます。
3mmB段
強度・厚さともに、中間ぐらいの位置づけになります。書籍や食品など、比較的 軽いものや、瓶詰め商品などの内装箱によく使用されます。
8mmW段
5層構造で強度も高く、5mmタイプの1.5倍程度。主に海外輸出用や、重量物の 運搬用で、国内輸送の梱包ではあまり使用されません。
1.5mmE段
かなり薄めのダンボールで、ギフトボックスなどがこのタイプ。強度的には低く、ギフトボックスなどの個装箱として使われるのが一般的です。
ダンボールの基本構造
「ライナー」と「中心」を貼り合わせて、ダンボール状にすることを、『貼合』(てんごう) ライナー するといいます。 接着剤は、デンプン(コーンスターチ)を使用します。貼合された板状のダンボール を『シート』と呼びます。「シート」成型後、箱の形へ製函します。
ライナー
中芯の両面、もしくは片面に貼り付けられている紙のことをライナーといいます。 ライナーの紙質のランクは以下の5種類で、硬さの表現としてC5~K7まであります。
中芯
ダンボール内部にある波型の紙のことで、衝撃の吸収と、圧力に対する強度を高める役割をしています。
ダンボールのサイズ
ダンボールのサイズには「内寸法」、「外寸法」があります。 それぞれのサイズは、「長面(mm)」×「幅面(短手面)(mm)」×「高さ(mm)」で表わします。
内寸法
ダンボール箱の内側のサイズで、製品を入れることのできるサイズを表します。 内寸法で選ぶと、製品が収まりきらないといった失敗を防ぐことができます。
外寸法
ダンボール箱を展開した時の線から線のサイズ、設計サイズのことです。
ダンボールサイズの測り方
外寸の測り方
右図のような測り方をしてください。(たたんだ状態で測ります)
高さの測り方
必ず、折った状態でサイズは測ってください。
ダンボールの形状
一般的なダンボール箱の形状には、以下のようなものがあります。これら以外のオリジナル形状につきまし ては、お客様のご要望にできる限りお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
みかん箱タイプ(A式ケース)
よく見かける一般的なダンボール箱で、天地をガムテープなどで止めて使 用します。最もコストパフォーマンスに優れた形状です。
差込式タイプ(B式ケース)
箱の上部は差しこみ式になりますが、底はガムテープなどで止めるタイプ と、テープ類を使用しないワンタッチ式やロック式があります。
身・蓋式タイプ(C式ケース)
ダンボールが身と蓋に分かれているタイプ。お菓子の箱やギフトボックス などによく使われている箱です。
ヤッコ形タイプ(ヤッコ式ケース)
底面が固定されていて、各辺を立ち上げ包み込むように梱包します。風呂 敷のダンボールバージョンです。